前立腺マッサージは医療行為?
衝撃の新事実 前立腺マッサージは医療行為ですよ!
Q.自然治癒するのならよしだが、やはり耐えられないという場合、診察と同時になんと「前立腺マッサージ」を行なう場合もあるとか。それってちょっとエッチな響きも...一般的な直腸診とは違うんでしょうか?
Dr.「直腸診は触れるだけの触診ですが、前立腺マッサージは医療行為なんですよ。前立腺液を採取して、細菌と白血球の数を調べるために肛門から指を挿入し、前立腺の外側から内側へグリグリとまんべんなく圧迫、前立腺液を尿道に向かって絞り出すようにします」
Q.前立腺マッサージってれっきとした医療行為だったんですね! ちなみに、前立腺の病気と聞くと、夜の方はどうなるのか?というのが気になるところ。ネット上では、前立腺の鬱血を解消するために「射精やセッ○ス回数を増やした方が良い」なんて情報も見かけたが、真偽のほどは!?
Dr.「確かに、射精すれば前立腺の中の液が排出されますから多少は効果があるのでは...という説もありますが、教科書には射精回数を増やせという記述はありません。射精時に痛みが走る患者さんもいますから無理に増やさなくても良いのではないでしょうか」
そんな慢性前立腺炎の原因ははっきりと特定できていないという一方、患者にはシステムエンジニア、タクシー運転手など長時間座ったままで仕事をする人が多いことから骨盤内の血流が滞って前立腺が鬱血し、それが発症の背景にあるのではとも考えられている。
そのため医師側では、血行不良の要因となる冷えや過度の飲酒や喫煙を避け、座り仕事が続く際には適度に体を動かすことを指導している。
生活環境や習慣を改善することで、全快とまでもはいかなくても気になる症状が軽快する場合も多いという。生活パターンを変えて、半年以上経過しても症状の改善が見られない場合は一度、泌尿器科の門を叩いてみてはいかがだろうか