毎日風呂に入るとどんな効果があるの?
「毎日湯船につかることで、きれいになる力が底上げされます」と入浴指導士の大久保さん。
今回は、美容効果を高める入浴法を教えてもらった。 湯船に浸かることで、血流がよくなり十分な栄養と酸素が体のすみずみまで行き渡る。
新陳代謝が活発になるため肌のターンオーバーが促進され、きめ細かな肌に。
お風呂に入ると体にどんな影響がありますか?
入浴により体の温度が上がることで大きく分けると3つの効用があります。
血管が拡がり、栄養や酸素が豊富な血液が全身に送られやすくなり、新陳代謝が活発になり、からだの中にたまっている老廃物を洗い流す。
熱はいろいろな感覚を和らげ、脳は鎮静的になりリラックスしてくる。 痛みも薄らぎ眠くなる。
お風呂に入らないとどうなる?
もし全く体を洗わなかったら、ほこりや汗、角質や油が皮膚にたまっていき、にきびや毛嚢炎といった慢性皮膚疾患の症状を悪化させる。
そして汚れがひどくたまると皮膚が変色して体中あちこちに濃い茶色い斑模様がでる皮膚炎にかかってしまう。
それにお風呂に入らないと、体はだんだん臭くなっていく。
お風呂に入ると体調が良くなる理由は?
お湯に浸かると体が温まり、血管が拡がって血の巡りがよくなります。
それにより、全身の隅々まで酸素や栄養分が運ばれます。
また、血の巡りがよくなると、体に溜まっていた疲労物質や老廃物の回収が促進されます。
ほかにも、筋肉や靭帯のこりによる痛みは、温まることで緊張がほぐれ、軽減します。
入浴しないとどうなる?
入浴しないと、皮脂や汗、汚れが毛穴に詰まり、かゆみや湿疹、ニキビ、皮膚炎などの肌トラブルを引き起こすかもしれません。
また、細菌やウイルスが繁殖しやすくなるため、皮膚感染症やウイルス感染症などの病気に罹患するリスクも高まるでしょう。