お風呂の入り方は、まず体を洗ってから、38～40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かるのが基本です。

湯船では、最初はみぞおちまでつかって体を慣らし、約10～15分ほど肩まで浸かるとリラックス効果が高まります。

入浴中・入浴後の水分補給を忘れず、血圧の急変に注意してヒートショックを防ぐことも大切です。 

正しいお風呂の入り方

体を洗う

まず洗い場に進み、シャワーで全身を洗い流します。

石けんやシャンプーはよく泡立てて、肌をなでるように優しく洗います。ゴシゴシこすらないようにしましょう。

湯船に入る

湯船には、急に入らずに足先からゆっくりと浸かります。

最初はみぞおちくらいまでつかって体を慣らし、2～3分経ってから肩までしっかりつかります。

お湯の温度は**38～40℃**がおすすめです。

リラックスするためには、10～15分程度の入浴が目安です。

注意点

**ヒートショック**を防ぐため、脱衣所や浴室を温める、熱すぎるお湯に急に入らない、急に立ち上がらないなどの対策をしましょう。

水分補給をしっかり行いましょう。入浴前後に水を飲むと、脱水症状を防ぐことができます。

食事直後や飲酒後の入浴は避けましょう。 

入浴後のケア

浴室内で体を拭き、水分を補給します。

保湿やスキンケア、パジャマに着替えてリラックスします。 

お風呂に入らないと、体臭やかゆみ、皮膚のトラブル、感染症のリスクが高まります。具体的には、汗や皮脂、古い角質が皮膚に蓄積することで、悪臭が発生したり、かゆみや湿疹、ニキビ、皮膚炎を引き起こしたりします。

短期間で起こること

べたつきや不快感:汗や皮脂で体や髪がべたつくようになります。

不快な臭い:汗と雑菌が混ざり、体臭が発生します。

長期間続いた場合のリスク

皮膚トラブル:汚れが毛穴に詰まり、かゆみ、湿疹、ニキビ、ひどい場合は皮膚炎を引き起こす可能性があります。

感染症のリスク:皮膚のバリア機能が低下し、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなり、感染症にかかるリスクが高まります。

精神的・社会的な影響:体臭によって人間関係が悪化したり、孤立したりする可能性があります。

対策

毎日お風呂に入れなくても、最低限の清潔を保つ:毎日入浴できない場合は、温かいタオルで体を拭く「清拭」だけでも効果があります。

洗う頻度:毎日運動する人や医療関係者など、汗をかきやすい人は毎日入浴するのが理想です。

お風呂の入り方:シャワーだけで済ませる場合は、湯船に浸かって体を芯から温め、汗をかくようにすると、血行促進やデトックス効果が期待できます。