「ん~!今日の講義はこれで終わりかぁ」
「お疲れ、**。今日はバイトじゃなかったよね?これから遊びに行かない?」
「いいね~。じゃあ、新宿で…ん?」
親友の△△△と話しているとスマホのバイブが鳴った。
素早くメールを確認すると、????さんからだった。
「…ごっめ~ん!△△△。今日、バイト代わってくれって連絡があって…」
「そっか~。残念。じゃまたね!」
私は大学3年生、21歳の**。
同じ学部の△△△と別れると、私はバレないように方向転換をし、駅へ急いだ。
『????さん』とは、お客さんの名前だ。
私より10歳年上で、大手の商社勤務だと聞いている。
半年前にアプリで知り合って以来、お金をもらう代わりにセッ?スをしているのだ。
私は大学の学費や生活費に充てなければならないし、????さんは性欲を処理したいので、お互いにウィンウィンの関係である。
もちろん、△△△は知らない。
それにしても珍しいな…。
いつもなら一週間前からスケジュール調整をしてくれるのに。
そんな疑問を抱きつつも、私はビジネスホテルの部屋で待つことにした。
*****
「なんだか恥ずかしい…」
ブラとパンティだけでホテルのベッドに寝転がりながら、1人困惑していた。
というのも、いつも相場以上の金額をいただいているので、できるだけ????さんの要望をかなえたくて、事前にして欲しい服装やプレイの内容を聞くようにしているのだが…。
なんと今回は、『ブラとパンティだけで待っていて欲しい』というのだ。
いつもはいたって普通のセッ?スなのに、どうしちゃったんだろう?
そんなことを考えていると、????さんがやって来た。
ドアを開けてあげると、いつもの爽やかな声が入ってきた。
「ごめん、**。待った?」
「ううん、今来たとこ…ひゃっ!」
指示された通りブラとパンティ姿で待っていた私を、????さんはお姫様抱っこでベッドに運んだ。
抵抗する間もなく、あっという間に馬乗り状態だ。
「外は寒かったの?スーツが冷たっ…んっ…んん…」
唇をふさがれ、言葉が出てこない。